2024年は暗号資産の年といわれるくらい様々なイベントがあります。
まず、1月11日にSEC(米国証券取引委員会)で、ビットコインETFの上場が承認されました。これにより、暗号資産専用の口座開設しなくてもビットコインの購入が出来ることになりました。ただ、日本ではまだ証券会社では購入できないので、ビットコインは暗号資産専用の口座で購入します。
ETF承認後、ビットコインは最高値を更新しました。そして、次のイベントがビットコインの半減期。
半減期の時期は4月中旬~下旬頃と予測されています。今回の記事では、4年に1度のビットコインの半減期について解説していきます。
4月20日(土) 9時12分に半減期を迎えました!
ビットコインの半減期とは?
ビットコインの半減期とは、ビットコインのマイニング報酬が半減するイベントです。
ビットコインの取引を承認する人には報酬が与えられます。このプロセスをマイニングと呼びますが、その報酬は4年ごとに減少し、2140年頃にマイニングが終了する見込みです。その時にはビットコインの発行も終了しますが、98%以上は2030年までには発行されるようです。
過去のマイニング報酬一覧
誕生 | 2009年 | 50BTC |
1回目 | 2012年 | 半分の25BTC |
2回目 | 2020年 | 半分の12.5BTC |
3回目 | 2016年 | 6.25BTC |
4回目 | 2024年 | 半分の3.125BTC |
2024年は4回目の半減期です!
なぜ、報酬が半減するのにイベントとして盛り上がっているのか不思議ですよね。それは、マイニング報酬の半減はビットコインの発行の半減でもあるので、それにより、ビットコインの価値が上がる可能性があると思われている人もいるからです。
ビットコインの発行数は2100万枚と定められており、既に約1900万枚流通しているそうです。
つまり、ビットコインの供給量は減少しているのに需要が増えるとビットコインの価格は上がる可能性があるということです。実際に2009年10月1BTC=約0.07円で1円もありませんでしたが、2024年では1BTC=1000万円ほどにまで上昇しています。
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過去のビットコイン半減期を振り返る
ビットコインのチャート(すべての期間)
出典:TradingView
上図の青い線をご覧ください。これはビットコインの価格変動を示しています。2024年には最高値を記録しているのがわかりますね。やはり、価格変動は激しいですね。暗号資産は市場規模がまだ大きくないため、大量に売却されて暴落してしまうこともあります。
半減期一覧
誕生 | 2009年 | 終値0円 |
1回目 | 2012年11月28日 | 終値1,013円 |
2回目 | 2016年7月9日 | 終値66,794円 |
3回目 | 2020年5月11日 | 終値953,969円 |
半減期一覧表には、1回目から3回目の半減期の終値を記載しています。2回目と3回目の終値を比較すると、約90万円弱上昇していることがわかりますね。
ビットコインコインのチャート(2019〜2021年頃)
出典:TradingView
過去のチャートから、半減期が価格上昇の直接的な要因とはならないことがわかります。しかし、前回の半減期である2020年5月11日(チャートの中央の黒で日付あり)頃の価格変動を見ると、急激な上昇は見られませんでしたが、徐々に上昇している傾向がありました。その前に、コロナショックで価格が下落していましたが、半減期に向けて価格が回復していることが確認できます。このような動きは半減期の影響だけでなく、他の要因も絡んでいる可能性ももちろんあります。
ハッキング事件や不正流出、金融規制、大手取引所FTXの破綻などネガティブなニュースがあれば価格は下落します。
しかし、半減期は4年に一度のイベントで、ビットコインの新規発行が半減することにより、希少性が高まることを期待されています。 いよいよ来月ですね。このイベントにより、ビットコインの価格にどのような影響が出るのか、大きな関心が集まっています。
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ビットコイン半減期の影響
ビットコイン半減期は、ビットコインの供給量が減少し新しいビットコインが流通する速度が緩やかになることを意味します。これにより、ビットコインの需要と供給のバランスに変化が生じる可能性があると考えられています。
実際の市場では、過去のビットコイン半減期後に価格の上昇が観測されました。
ただし、ビットコイン価格は市場の様々な要因に影響を受けるため、価格の上昇が必ずしもビットコイン半減期に直接関連しているとは言えません。市場の需要や供給のバランス、規制環境、経済的なイベントなど、他の要素も価格の変動に影響を与える可能性があります。
したがって、ビットコイン半減期は価格に対するポジティブな影響があると考えられますが、他の要素との相互作用も考慮する必要があります。
市場の動向やニュース、技術の進化などがビットコイン価格に影響を与えます。投資をしている人は常に市場の変化に敏感であり、リスク管理を十分に行うことが重要です。
将来のビットコイン価格の動向は予測困難であるため、慎重な取引が求められます。
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